訪問歯科診療

診療内容

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歯科訪問診療 (在宅歯科治療)

通院困難な患者さんにこそ必要な歯科治療

西荻窪・杉並歯科では、人生100年時代に向けた歯科治療を地域の皆さまにご提供しています。ただし、ご高齢やご病気などで歯科医院での歯科治療を受けられない患者さんが多くおいでになります。歯を失う原因として50歳までは歯周病が原因の1位ですが、中高年以降の世代では虫歯や歯が割れて抜歯となる破折が急速に増加します。

特に歯を失う(抜歯)割合は 65歳以降に集中し、ご自分の歯で食べる、飲み込む、話すということが急速に困難になっているのが現実です。

お口の健康と体の健康は密接に結びついています。ご自分の歯でよく噛んで飲み込むことによる消化器(胃腸)の負担軽減、唾液の活発な分泌による虫歯や歯周病の予防、幅広い種類の食事による低栄養の予防など、健康の維持に欠かせないのがご自分の健康な歯で食べる食事です。

咀嚼機能(噛む機能)が維持されている方は生存率、また認知症を改善するというデータが報告*されています。

一般社団法人 愛知県歯科医師会

初回検診に費用はかかりません。在宅介護または、自宅療養で歯科医院への通院ができず、お口の状態に不安がある患者さん、またご家族の方はご遠慮なさらず西荻窪・杉並歯科まで歯科訪問診療をお問い合わせください。



お口の健康維持は QOLのパスポート

加齢とともに歯医者への通院が難しくなる方はもちろんですが、障害をお持ちの方であったり、年齢に関係無く自宅や施設での療養をされている方など、歯科治療を必要としていても歯医者さんに行くことのできない方はおいでになります。

訪問歯科診療を必要とする患者さんは、何か健康上の不安をお持ちだと思います。歯科訪問診療は虫歯や歯周病の治療と予防を通してお口の健康を保つことに繋がり、居宅療養中の生活の質を維持・向上、体の免疫を保つことにも繋がります。

在宅介護やホームでの介護では、患者さんの心身の機能低下としてフレイル対策が大きな課題となっています。お口の健康は、食事を美味しくたべることに直結します。痛みがなく食事を不自由なく食べることは、食物を消化吸収を促し全身に栄養を届けること、そのものです。

食べものを良く噛んですり潰し、しっかり飲み込む、咀嚼と嚥下という口腔正機能を維持することは食事だけでなく、発音・発語機能の維持にも繋がり、社会との関わりとしても患者さんの自信や活力につながる大きな意味があります。

筋力・筋量は 50歳を超えたあたりから低下しはじめ、70歳を超えるとご自分でも自覚するようになると言われています。その後は急速に機能が低下し日常生活に支障となるサルコペニアと呼ばれる状態* になると言われます。

公益財団法人 長寿科学振興財団 | サルコペニアとは

歯科訪問診療 担当医

歯科医師
山田 大志

訪問歯科診療、外来診療を担当しております。摂食嚥下を専門にしておりますので、虫歯治療、入れ歯の調整だけでなく、飲み込みや栄養指導等も担当しております。

訪問歯科診療において、専用の内視鏡を使い、食事中や食後の喉や食べ物の様子を直接観察することができます。最近むせが気になる方や誤嚥性肺炎と診断された方はもちろん、今は口から食べてはおらず、胃ろうや点滴の方も拝見し練習や環境を整えることで口からの食事を再開できる方もたくさんいます。歯を治すだけでなく、またただ飲み込めるだけでもなく、歯科診療を通じて患者様の生活がより豊かになるよう全力でサポートします。

歯科訪問診療 内容

虫歯治療

口腔ケア

入れ歯治療

摂食嚥下リハビリテーション


西荻窪・杉並歯科から車で直接患者さんのお宅へお伺いします。訪問歯科診療の専用ユニットで診療所に近い治療を、ご自宅や居宅ホームでお受け頂くことができます。

歯科訪問診療 費用

料金表1
  • • 医療保険と介護保険の費用が同時に発生いたします。
  • • 訪問歯科診療費:訪問歯科診療の加算料がかかります。(約1,000円)
  • • 高額療養費による払い戻しが受けられます。社会保険面での制度)
  • • 医療費控除による確定申告ができます。(税制面での制度)

治療費の目安 (一割負担の場合)

治療内容 一部負担金 治療回数
入れ歯の修理・作製 入れ歯の修理
2000~4000円
1回~3回
入れ歯の新規作成 (上下)
5000~1万円
約2カ月(4回)
歯周病治療 残っている歯の本数によって変わります 訪問頻度や期間についてはご相談ください
口腔ケア 約350円/1回

歯科訪問診療 対象の方

在宅医療(訪問歯科診療)は、『疾病や傷病のため、お一人で通院が困難な方』が対象となります。


在宅で療養中で通院が困難な方
認知症や寝たきりの方
お食事がうまくとれなくて困っている方

ご不明な点は、お気軽にお問合せください。

歯科訪問診療 訪問地域


杉並区を中心に中野区・練馬区・世田谷区・調布市・武蔵野市など近隣エリアを診療いたします。
※西荻窪・杉並歯科から半径16kmが訪問歯科診療の対象地域となります。

歯科訪問診療 初診の流れ

  1. 1.お問い合わせ

    お電話にて訪問歯科に関するどんなご質問もご相談ください。

  2. 2.ご説明・ご相談

    お電話のほか、ご希望の場合は直接お伺いしてのご説明も致します。

  3. 3.初回訪問日の調整

    ご訪問開始日、診療内容を相談の上で決めてまいります。

  4. 4.訪問歯科診療の開始

    歯科診療を通して患者さんとご家族の ”自宅で自分らしく” をお支えします。

*訪問歯科診療に興味をお持ちの方、ご検討されている方は遠慮無くご相談ください。

嚥下内視鏡について

東京医科歯科大学開発の2段階アングル内視鏡をクリニックとして初導入しました。

嚥下内視鏡検査とは何ですか?

通常の内視鏡と何が違いますか?

訪問歯科診療に嚥下内視鏡は必要ですか?

嚥下内視鏡検査は定期的に行いますか?

嚥下指導とはどんなことをするのですか?

うまく飲み込めない、むせる

胃ろうなどで口から食べていない方も、少しでもお口から食べられるように最新の設備で皆様の
お食事をサポートします。

嚥下内視鏡検査

• 最新の内視鏡を鼻から通し、お食事の際の喉の様子を観察します。

• 発熱やむせなどの状況から誤嚥と診断するのではなく、実際に見ることで正確かつ安全にお食事の評価ができます。

• お一人お一人に最適なお食事の形態や、食べる方法、リハビリについて指導します。

2段階アングル内視鏡

東京医科歯科大学開発の2段階アングル内視鏡をクリニックとして初導入しました。



従来の内視鏡と比較し視野が広く、見逃していた誤嚥を見つけることができ、より安全で正確な診断が可能と言われています。